渡辺歯科

歯科治療の豆知識

お口の疑問をわかりやすく解説!

歯ぎしり、歯槽膿漏、ドライマウスなどお口の健康ついてわかりやすくお伝えします。

歯科治療の豆知識
鼻呼吸でインフルエンザ予防?
  • 唾液の浄化作用についてお伝えしたいと思います。
    人は一日のうちに約1.5リットルの唾液を分泌しています。
    唾液の分泌により、口から細菌が入り込まないように殺菌、抗菌しています。

    ただし、これは口を閉じている状態が維持されていないと起こりえません。

    口をぽかんと開けていたり、口呼吸をしていると口の中が乾燥してしまい、唾液の分泌が少なくなってしまします。もともと唾液には、抗菌、殺菌作用があり、歯のエナメル質にカルシウムやリンが沈着するのを防ぐという性質があります。

    鼻呼吸のススメ

    2年ほど前には新型インフルエンザが各地で猛威を振いましたが、口腔内が乾燥している場合と唾液で満たされている場合とでは、免疫機能に大きな差ができてしまいます。
    ぽかん口を直して鼻呼吸の習慣をつけ、免疫系統を正常に保つことで感染を最小限に抑えることができると考えます。もちろんうがいや手洗いは必須ですが、無防備に口を開いて口腔内を乾燥させると、細菌の体内への侵入を許してしまうことにつながります。
    せっかく口腔内の免疫機能を持っているのですから、その能力を最大限に活用しない手はないですよね!ぜひ、鼻呼吸の習慣を身につけて、健康な生活を送りたいものです。