お口の疑問をわかりやすく解説!
歯ぎしり、歯槽膿漏、ドライマウスなどお口の健康ついてわかりやすくお伝えします。
親知らずは、18歳から20歳頃に生える歯で、別名18歳臼歯と呼ばれます。
正式名称は第3大臼歯といい、上下左右の7本の永久歯の奥に一番最後に生えてくる8番目の歯です。
20歳前後に親の知らぬ間に生えてくることで「親知らず」といわれています。
親知らずは、歯並びが固まってから生えてくるため、斜めや横を向いてしまい、元の歯を圧迫してしまうことがあります。
また、歯ブラシの届きにくい場所に生えるため、汚れがたまりやすく虫歯や歯肉炎を起こすケースが高まります。
一度虫歯や炎症が起こると治療が難しく、再発を繰り返すことも多く報告されています。
時には、下あごの親知らずの炎症によって高熱を出すこともあります。
稀に、歯茎の中に埋まったままの親知らずがあり、手前の歯や歯の周りの骨を溶かしたり、歯並びを悪くしたり、口臭の原因となる場合もあります。
親知らずが健康な歯に悪影響を及ぼすケースが多いため、抜歯をすることが多いのも事実です。
しかし、中には抜いてはいけない場合もあります。
例えば、糖尿病や骨粗しょう症などが進行している場合は、投薬などで出来るだけ現状維持を試みる場合もあります。
親知らずの影響で手前の歯が影響を受ける場合もあり、その場合は親知らずではなく手前の歯を抜歯することもあります。
さらに、親知らずと骨が一体化してしまっている場合、そのままにしておくことがほとんどです。
奥歯の痛みが定期的にある場合は、かかりつけ歯科医の医師の意見をよく聞いて適切な処置をするよう心掛けてください。
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