お口の疑問をわかりやすく解説!
歯ぎしり、歯槽膿漏、ドライマウスなどお口の健康ついてわかりやすくお伝えします。
2021年がスタートしました!皆様いかがお過ごしでしょうか。
気持ちを新たに新しい年を迎えた事と思います。
新型コロナウイルス感染症が第三波の拡大を見せています。
コロナ禍のニューノーマルとして「マスク」「手洗」「手指の消毒」は定着してきたものの、感染拡大が止まらず2回目の緊急事態宣言!まだまだ我慢の日常が続きますが、私たちも歯科治療の観点からサポートさせていただきたいと考えております。
前回の記事で、マスク着用による口呼吸の危険性についてお話しさせていただきました。
[ マスク着用時の口呼吸に注意! ]
口の健康と体の健康は、密接な関係にあります。口腔内が清潔に保たれていることは健康な体をつくるためにも大切なことだと考えられています。
口呼吸による唾液の減少により、口腔内が不衛生になり歯肉炎や二次虫歯が原因で痛みを訴える患者さんが増えてきます。
「長い間、痛みがなかったのに・・・。」という方も多くいらっしゃいます。
突然、虫歯や歯周病になることはありません。
口腔内の環境が悪化することで小康状態だった原因菌が活発になり、さらにストレスなどが加わると唾液が減少するため悪化の速度は増してしまいます。
口腔内の環境悪化にはいくつか原因があります。
「歯磨きの回数」や「ブラッシングの方法」「食生活」「喫煙」「生活環境の変化によるストレス」など。
知らず知らずのうちに、私たちの口腔内の環境は変化していきます。
好循環の変化もあれば、悪循環の変化もあります。
当然の事ですが、悪循環の変化を続ければ虫歯や歯周病の恐れがあります。
あまり知られていないのですが、歯垢は数時間でたまっていきます。
歯垢がたまると歯石化し、毎日のブラッシングでは汚れを落とすことが難しくなってしまします。
多くの歯科医院では、痛みを訴え来院された方に対し、「痛みの除去」→「患部の治療」→「口腔内の洗浄」と治療を進めていきます。
ところが患者さんの多くは痛みが治まると足が遠のいてしまいます。
口腔内の洗浄(スケーリング)まで治療を進めることで良質な口腔内環境に戻すことが出来ます。
歯石を取り除いた良質な口腔内環境は、毎日のブラッシングで口腔内の良質な環境を保つことが出来ます。
好環境を保つことで、歯や歯茎は良質な状態に復元する力を持っています。
口腔内を清潔に保って、コロナに負けない健康な体で実りのある一年にしたいものです。