渡辺歯科

歯科治療の豆知識

お口の疑問をわかりやすく解説!

歯ぎしり、歯槽膿漏、ドライマウスなどお口の健康ついてわかりやすくお伝えします。

歯科治療の豆知識
オーラルフレイルについて
  • 健康な歯を残すことは健康寿命を維持するためにはとても大切な事です。
    さらに近年では、歯だけではなく口腔周囲の組織(舌、筋肉、唾液)の機能低下を防ぐことが将来「要介護」の状態になるのを予防することがわかってきています。
    その啓蒙活動として最近よく耳にするのが「オーラルフレイル」という言葉です。

    オーラルフレイルとは「口(オーラル)の虚弱(フレイル)」という意味で、日常生活におけるお口のささいなトラブル(滑舌低下、噛めない食品の低下、むせなど)に早期に気づき、お口の健康を維持することを目的としたものです。

    オーラルフレイルの症状

    それぞれに特徴がありますが、大きく分類すると

    • むせる・食べこぼす
    • 食欲がない・少ししか食べない
    • 歯が少ない・あごの力が弱い
    • 滑舌が悪い・舌が回らない
    • 口が乾く・ニオイが気になる

    オーラルフレイルによるお口の機能低下の悪循環

    オーラルフレイルによるお口の機能低下の悪循環オーラルフレイルによるお口の機能低下の悪循環

    健康寿命を延ばすには「栄養」「運動」「社会性」これらの3要素の継続が大事です。
    オーラルフレイルの始まりは、ほんのささいな症状で、気が付きにくいのが特徴です。
    適切に対処することで、維持・向上することができます。

    オーラルフレイル(口腔機能低下)への対応の3つのポイント

    1. ①毎日の歯磨き
      歯と歯ぐきの境目に歯ブラシを当てて、やさしく・細かく動かして、磨きましょう!
    2. ②お口の体操
      オーラルフレイル(口腔機能低下)にならないように、お口の機能の維持・向上を目指して、お口の体操を行いましょう!
      お口の体操は、以前の記事でも紹介していますので参考にしてみて下さい。
      健康な笑顔のために スマイルトレーニング
    3. ③定期的な歯科検診
      定期的に歯科医院でチェックしましょう。入れ歯も定期的なチェックが必要です。

    オーラルフレイルチェック方法

    オーラルフレイルチェック方法オーラルフレイルチェック方法


    【出典】

    東京大学高齢者総合研究機構 田中友規、飯島勝矢

    東京都健康長寿医療センター研究所
    パンフレット「ご存知ですか?オーラルフレイル」より

    Break Time「絵画」Dia nostalgico
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    Break Time「絵画」スペインのロンダという街のソッコーロ広場
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