お口の疑問をわかりやすく解説!
歯ぎしり、歯槽膿漏、ドライマウスなどお口の健康ついてわかりやすくお伝えします。
早くもインフルエンザシーズン到来
今年も残すところ約一ヵ月となりました。最近のニュースでは、例年より早くインフルエンザの流行が確認されているなどと報道されていますが、皆さまはインフルエンザ予防はどのようにされていますか?
予防接種してもインフルエンザになる?
インフルエンザ予防のためには予防接種を受けていただくことが良いと思いますが、多くの方が勘違いしているのですが、「予防接種をしてもインフルエンザにはかかる」ということをご存知ですか?ワクチン接種は、今年流行するインフルエンザの種類を予測して作成されますが、あくまでも重症化を防ぐための策として推奨されています。予防接種をしたので安心!と油断していると感染してしまう可能性があります。また、ワクチンの種類による感染リスクも排除されているわけではありません。
ウイルス近づけないことが大事!
インフルエンザウイルスは、ノロウィルスのように生命力が強い菌ではありませんが感染力が高く流行するといたるところに付着する特性があります。外出先で不特定多数の人が触れる手すりやノブ、エレベーターのボタンなどを触れた手で顔や目・口にふれることで感染すると考えられています。
ところがインフルエンザウイルスは、ノロとは異なりアルコール除菌や胃酸などにより不活化することが出来ます。
手洗い、うがい、水分補給、そして鼻呼吸!
インフルエンザに感染しないためには、ウイルスが付着している可能性がある手指で口や目を触らないように気を付けるとともに、こまめに(15分おき)手洗い・うがい・水分補給をすることが良いといわれています。以前に豆知識でも触れたことがありますが、人の口腔システムにもインフルエンザ予防の仕組みがあります。
[ 鼻呼吸でインフルエンザ予防 ]
口をぽかんと開けていたり、口呼吸をしていると口の中が乾燥してしまい、唾液の分泌が少なくなってしまします。もともと唾液には、抗菌、殺菌作用があり、歯のエナメル質にカルシウムやリンが沈着するのを防ぐという性質があります。口腔内が乾燥している場合と唾液で満たされている場合とでは、免疫機能に大きな差ができてしまいます。ぽかん口を直して鼻呼吸の習慣をつけ、免疫系統を正常に保つことで感染を最小限に抑えることができると考えます。
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こまめに歯磨きをして口腔内の環境を清潔にしておくことも感染予防に良いといわれていますので試してみてください。